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オーダー品である3インチドロップポイントのブレードの研削が終わりナイフらしさが出てきました。これから焼き入れに行きます。全て順調に進んでいます。


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現在製作中のナイフですが

       VG10ニッケルダマスカス鋼(33層)

を使っています。ダマスカス鋼は使ったことが無くエッジ部分がVG10と言うことで使ってみることにしました。さて、ダマスカスですからどんな模様が出るのか楽しみにしていたのですが荒削りの中こんな模様となりこれは面白いと思ったわけです。今度は焼き入れに行き磨きをした後、全ミラーにするか、染め上げるのかこれも一つの楽しみになってきました。乞う御期待としましょう。
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今回商品一覧に13本のナイフを掲示しました。お気に入りのものがあればご購入下さい。
朝食はパン食の多い昨今、我が家はいつも和食です。必ず付くのが味噌汁、卵焼き、納豆、これは欠かせません。そして少しずつの付け合わせ本日はこんな朝食です。

          白米  (炊きたてを木のおひつに入れ替えています。)
          味噌汁 (畑で取れた葉っぱに九条ネギ、青さを入れてあります。)
          だし巻き卵 (我が家の卵焼きは甘くありません。これにも九条
                   ネギのきざみを入れて焼き上げます。)
          手作りベーコンが切れているので市販のベーコンを炒めたもの         
          納豆  (必ず一つ食べます。)
          野沢菜しらす (野沢菜の漬け物としらすをあえたもの)
          稚鮎の甘露煮 (これは彦根で購入したもの)
          生ジュース (朝一番でミカンとリンゴをミキサーにかけたもの)
後は雑多、僕の考えは一日の馬力は朝食からですからいつもこんな感じです。女房殿は起きたてだからこんなに食べられない。ばかもん一日はこれくらい食さなければ乗り切れない。朝からお叱りです。

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海外からの注文でキッチンナイフのサンプルを作っています。僕はカスタムナイフメーカーなのにと思っているのですが頼まれれはいやと言えない性分、仕方ないか。デザインは相手方のラフスケッチ、しかし、ハンドルはこちらのノウハウを入れてやや変更。いろんな事に手を出しています。

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ナイフショーが無い間ナイフ達はどうしているのだろう。僕の場合は自宅居間のショーケースに保管をしています。やはり錆を気にしてのことですがシーストの分離、ナイフの乾燥、これら保管条件を満たすための方法です。とは言ったもののいつもどのようなナイフが在庫としてあるか確認する意図もあるのですが本当はいつでも見られて楽しめるというのが本音かもしれません。近々ナイフ一覧に販売ナイフを掲載しますがケースの中に保管のものであり少しずつ減っていくと嬉しい気持ちです。

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本日はヒルトの取り付け加工を画像で送ります。

     1 ステンレス鋼材にナイフに取り付ける溝を切削します。加工は横フライス
       と千鳥サイドカッターで先にナイフに取り付けるためのけがきを入れ、切
       削するのですがヒルトとナイフとの隙間を極力無くすため摺り合わせ的に
       切削したヒルトにナイフ本体を差し込み隙間の状態を確認しながら切削し
       ます。
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     2 ヒルトの溝が仕上がった後ヒルトとナイフ本体との隙間を無くすため、ヒル
       トの溝下、ナイフ本体にヒルトがはまり込む、いわゆる接触部分をヤスリで
       角を落とします。
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     3 いよいよカシメ穴の製作です。カシメ位置を決め2ミリのドリルで穴を開け
       ます。熱が出るようでしたら切削油を注ぎます。
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     4 ヒルトの仮加工が終わり、仮取り付けした状態です。ヒルトの隙間を極力
       無くすことを心がけています。
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手作業で行う方もいると思いますが、ポイントは隙間をいかに少なくするかです。仕上がりが違います。
 ヒルトについては個人的にステンレスのSUS303を使っています。以前お話ししたと思いますがステンレスの特性を知らなかった自分は汎用的に売られているSUS304を当初は使っていました。ところがステンレスは堅さではなく粘りが強く削るにしても切るにしても、この粘りから熱を持ちコンタマシーンのブレードは勿論のことエンドミル、サイドカッターは焼けてしまい一つのヒルトを作り出すのに苦労をした訳です。こんな事からステンレスの購入元である大同マテックスの支社長に相談をしたところ、それなら炭素の含有量が少し多いSUS303にしてみたらどうですか。光輝も変わらず切削性が良いですよ。とのアドバイスを受け早速使い出したのです。すると今まで苦労してきたあの熱との戦いもあっけなく解決し以後SUS303が基本となったのです。それからはニッケルは使いませんし、SUS304も使っていません。ヒルトにステンレスをと考えている方は是非SUS303を使ってみて下さい。弓鋸は勿論のことドリルの穴開けにも問題はありません。
 そんな訳で本日はヒルト材の加工の様子を紹介します。
    定尺で購入するSUS303です。
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    圧延ですからコンタマシンで切断後、縦フライスで表面の平面出しをします。
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    4面の平面出しが終わったヒルト材です。
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本日から作業再開、まずナロータングのナイフ外削を行っています。これからヒルト、ピン留め位置などを行いブレードの研削に入ります。素材はATS34並びにVG10ステンレスダマスカス鋼33層です。

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今年最後のショーであるJKGナイフショーも無事終了しました。雨にたたられたショーでしたが沢山のナイフファンの方々のご来場により盛大にショーも幕を閉じました。お立ち寄り下さった方、またご購入をしてくれた方、さらにはオーダーをして下さった方々に厚く御礼を申し上げます。これからはラブレススタイルに拘らず新たなナイフを目指していくつもりですので今後とも宜しくお願いします。