革すき機械のすき刃の研ぎ直し
一年ぶりくらいです。革すき機械のすき刃の研ぎ直しが急遽入りました。すき刃の刃欠けが主な修理箇所で全て削り直しての刃付けです。この作業はバーキングのプラテンで行いますが本来は砥石が正しいのかもしれません。でもそこはナイフメーカー、使い慣れたバーキングで行います。まず120番での刃欠け部分の削りだし。番手を上げて600番まで磨き込み、併せて刃付け。簡単そうですが結構難しいんです。鋼材は多分ハイス鋼だと思いますが併せて錆び落としも行います。まあ画像の通りですが八本ばかりの修理です。
刃欠け部分
修理後
切れ味テスト
こんな具合です。
刃欠け部分
修理後
切れ味テスト
こんな具合です。
by ynobuss
| 2014-05-29 11:56
| 治具
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Comments(2)
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onbuobake
at 2014-05-29 13:24
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「畳表を切る八角刃」というものを研いでおられるのを、どなたかのブログで見たことがありますが。
「ええっこんなものまで(゜-゜)」というのが正直な感想です。
すごいです。
「ええっこんなものまで(゜-゜)」というのが正直な感想です。
すごいです。
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ynobuss at 2014-05-29 14:55
確か畳用の八角刃の研ぎも依頼されたことがありましたね。
この革すき機械用の刃は、機械自体が廃盤となり当然刃の生産も終わってしまったのですが研ぎが出来ないかと依頼があったのが始まりです。依頼主は革販売店で数台の機械を売ったそうですがそのメンテナンスの継続のため依頼したとのことです。生涯面倒を見るというのはナイフばかりではありませんでした。
この革すき機械用の刃は、機械自体が廃盤となり当然刃の生産も終わってしまったのですが研ぎが出来ないかと依頼があったのが始まりです。依頼主は革販売店で数台の機械を売ったそうですがそのメンテナンスの継続のため依頼したとのことです。生涯面倒を見るというのはナイフばかりではありませんでした。